今回の記事では、「水力発電の概要」を知ることができます!

先日、「徳山ダム」へ行ってきました!
水力発電について、興味を持ち調べてみました!
目次
1.水力発電とは?
水力発電とは、「高いところ→低いところへ」水を勢いよく流し、その途中に設置された水車を回転させ、発電機により発電します。
ダムからの放流により、発電するわけではありませんよ(笑)

2.発電方法に種類がある?
発電方法は、大きく分けると4つあります。
①流れ込み式(自流式)
②貯水式(調整式)
2-1 流れ込み式(自流式)
河川や農業用水路に発電用水車を設置し、水を貯めることなく、そのまま発電に使用します。
この方法の場合は、出力の小さい発電所が多いです。
2-2 貯水式(調整式)
貯水式とは、規模の大きなダムに、春や秋など電気の需要が少ない時期に水を貯めておき、夏や冬などの電気需要が大きくなるときに貯め込んだ水を使って、発電します。
貯水式は、1年を通して、電気の需要に対応します。
調整式とは、規模の小さなダムに、夜間や休日など電気需要の少ない時間帯に水を貯めておき、朝方や夕方などの電気需要が大きくなるときに発電します。
調整式は、数日という短期間での電気の需要に対応します。
3.ダムに種類がある?
水力発電には、ダムが必要ですが、そのダムにも種類があることをご存知ですか?
ダムの種類もいくつか細かい型式はありますが、大きく分けると2つです。
①コンクリートダム
②フィルダム
3-1 コンクリートダム
その名の通り、「コンクリートを主原料として」作られているダムのことです。
ダム自体の重さで、水の力を支えます。
その中でも「重力式コンクリートダム」は、地震の多い日本では、この方法が多く、つくられています。
①奥只見ダム(福島県)
②宮ヶ瀬ダム(神奈川県)
③浦山ダム(埼玉県)
3-2フィルダム
フィルダムとは、「土砂や岩石を台形状に盛って」作られるダムのことです。
フィルダムは、ダム建設地点の地盤が弱い場合や、材料の岩石などが近くで採取できる場合に検討されます。
①高瀬ダム(長野県)
②徳山ダム(岐阜県)
③奈良俣ダム(群馬県)
4.メリット・デメリットはあるの?
どんな物事にもメリット・デメリットが存在します。水力発電のいいところ、よくないところを確認しましょう!
4-1 メリット
水力発電のメリットは、環境に優しいということです。
温暖化や大気汚染の原因となる物質を排出することはありません。
また、水量を変化させることができるので、発電量を簡単にコントロールすることができます。
日本にとって、優秀な純国産エネルギーです!
4-2 デメリット
デメリットは、ダムの建設は、自然環境や周辺住民に対する影響が大きくなること。
大規模な建設となるため、多額の初期費用が必要になります。
また、水を利用するため、その年の降水量によって発電量が左右されます。
5.まとめ
最後に水力発電について、簡単におさらいです!
① 水力発電は、「高い→低い」へ流すことで発電している。
② 発電方法が大きく2つある。「流れ込み式・調整池式(貯水池式)」
③ ダムの種類は2つあり、「コンクリートダム・フィルダム」
④水力発電のメリットは、温室効果ガスを発生させないため、自然に優しい。しかし、初期費用が多く、周辺住民や森林などに影響がある。